先進的窓リノベの確定申告は?
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カテゴリー:断熱窓補助金
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先進的窓リノベの確定申告は?
「先進的窓リノベ事業」の補助金を受け取った場合の確定申告については、「補助金の金額」と「リフォーム減税(ローン控除など)を使うかどうか」によって対応が分かれます。
結論から言うと、多くの方(補助金が50万円以下で、他の減税を使わない方)は申告不要ですが、「リフォーム減税」を併用する場合や、補助金額が大きい場合は注意が必要です。
1. 確定申告が必要かどうかの判断基準
この補助金は税務上、個人の「一時所得(いちじしょとく)」として扱われます。
ケースA:確定申告が【不要】な場合
以下の条件をすべて満たす場合、申告は基本的に不要です。
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条件1: 受け取った補助金の合計額が 50万円以下 である。
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条件2: 給与所得者(会社員など)で、年末調整が済んでおり、他に申告すべき所得がない。
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条件3: 「リフォーム減税(住宅ローン控除や投資型減税)」の申請を行わない。
なぜ?
一時所得には「最大50万円の特別控除」があります。つまり、補助金が50万円までなら所得金額が0円とみなされるため、税金がかかりません。
ケースB:確定申告が【必要・推奨】な場合
以下のいずれかに当てはまる場合は、確定申告が必要です。
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理由1:補助金等の合計が50万円を超えている
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先進的窓リノベ事業は上限額が高いため(最大200万円)、大型のリフォームをした場合は50万円を超えることがあります。
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生命保険の一時金や、ふるさと納税の返礼品など、他の一時所得と合算して計算します。
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理由2:リフォーム減税(所得税の還付)を受けたい
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この場合が最も一般的です。リフォームローン控除や、投資型減税を使って税金を戻してもらうためには、確定申告が必須です。
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理由3:自営業・フリーランスの方
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毎年の確定申告に含める必要があります。
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2. リフォーム減税(住宅ローン控除等)を使う場合の注意点
ここが最大の落とし穴です。リフォーム減税を申請する場合、補助金の取り扱いに注意が必要です。
ルール:リフォーム費用から補助金額を「差し引いて」計算する
減税の対象となるのは「自己負担した金額」のみです。国から補助された分まで減税対象にすることはできません(二重取り不可)。
計算イメージ
窓リノベ工事費:150万円
受け取った補助金:30万円
× 間違い: 150万円に対して減税を申請する
○ 正解: 120万円(150万 - 30万)に対して減税を申請する
※もし補助金を差し引かずに申告してしまうと、後で修正申告が必要になったり、ペナルティが発生したりする可能性があります。
3. 一時所得の計算方法(申告が必要な場合)
もし補助金が50万円を超えて申告が必要な場合、課税される金額は以下の計算式で求めます。
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補助金総額: 窓リノベなどの補助金 + 他の一時所得
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必要経費: 補助金をもらうために直接かかった費用(通常のリフォーム工事費はここには含まれません。申請代行費用などが該当しますが、一般的にはほぼ0円です)
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50万円: 特別控除額
対応はどうするのか?
| あなたの状況 | 対応 |
| 会社員で、補助金50万円以下、他の減税申請もしない | 何もしなくてOK(申告不要) |
| 会社員だが、リフォーム減税で税金を戻してもらいたい | 確定申告が必要(工事費から補助金を引くのを忘れずに) |
| 補助金等の合計が50万円を超えた | 確定申告が必要(一時所得として申告) |
| 自営業・フリーランス | 確定申告が必要(事業所得とは別に一時所得として申告) |
リフォーム減税
リフォーム減税は制度が複雑ですが、先進的窓リノベを使った方にとって最も重要な「省エネリフォーム」を中心に、できるだけ噛み砕いて解説します。
リフォーム減税は大きく分けて「所得税(確定申告で戻る)」と「固定資産税(市役所への申請で安くなる)」の2種類があります。
この2つは併用(ダブル適用)が可能です。
1. 所得税の減税(確定申告で行うもの)
ローンの有無や期間によって、使える制度が異なります。窓リノベ利用者に一番多いのは**「A. 投資型減税」**です。
A. 投資型減税(リフォーム促進税制)
ローンを使っていても、現金払いでも使える一番使い勝手の良い制度です。
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対象: 誰でも(ローン有無問わず)
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戻る金額: 工事費用の 約10% が所得税から引かれます。
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控除期間: 1年間(改修した年のみ)
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最大控除額: 最大60〜70万円程度(工事内容による)
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条件:
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「窓の断熱改修」が必須(先進的窓リノベ利用者はここをクリアしています!)
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工事費用から補助金を引いた額が 50万円超 であること。
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増改築等工事証明書」という書類を業者に作ってもらうこと(必須)。
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ここがポイント! 減税額の計算は「実際に払った金額」ではなく、国が定めた「標準的な工事費用相当額」をベースに計算します。 「実際の支払い」と「標準額」の低い方から、補助金を引いて計算します。
B. 住宅ローン控除(リフォーム版)
大規模なリノベーションをした方向けです。
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対象: 返済期間 10年以上 のリフォームローンを組んだ人
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戻る金額: 年末ローン残高の 0.7%
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控除期間: 10年間
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条件: 工事費が100万円超であることなど。
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注意: Aの投資型減税とは併用できません(どちらか選択)。
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金利が低い現在、ローン残高が多いならこちらがお得な場合が多いです。
2. 固定資産税の減額(市町村への申請)
意外と忘れられがちですが、固定資産税も1年間だけ安くなります。
確定申告とは別に、市役所・区役所へ申請が必要です。
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内容: リフォームした翌年の家屋の固定資産税が 1/3 減額 されます(省エネ改修の場合)。
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条件:
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平成20年(2008年)1月1日以前からある住宅であること。
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工事費から補助金を引いた額が 50万円超 であること。
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期限: 工事完了から 3ヶ月以内 が原則(自治体により緩和措置あり、要確認)。
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手続き: 確定申告ではなく、地元の役所の資産税課などで手続きします。
「先進的窓リノベ」との併用シミュレーション
最も典型的なパターン(投資型減税を使う場合)で計算の流れを見てみましょう。
例:窓リノベ工事費 150万円、補助金 40万円 の場合
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書類入手: 工事会社に依頼して**「増改築等工事証明書」**を発行してもらいます(発行手数料がかかる場合があります)。
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標準費用の確認: 証明書には、国が定めた「この工事ならこれくらい」という標準的な工事費用が記載されています(例:130万円と記載されていたとします)。
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計算:
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ベース金額:130万円(標準費用) - 40万円(補助金) = 90万円
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減税額:90万円 × 10% = 9万円
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結果: 確定申告をすると、所得税から 9万円 が戻ってきます(引ききれない場合は翌年の住民税からも一部控除)。
申請に必要なものリスト(所得税の確定申告用)
リフォーム減税(投資型)を受けるために準備する主な書類は以下の通りです。
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確定申告書(B様式など)
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住宅特定改修特別税額控除額の計算明細書(税務署HPからDL可能)
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増改築等工事証明書(★最重要:これがないと申請できません)
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工事請負契約書の写し
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補助金の額がわかる書類(「交付決定通知書」のハガキやコピー)
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登記事項証明書(法務局で取得)
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源泉徴収票(会社員の場合)
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記事を書いた人 断熱窓サポートセンター支援員 窓の補助金を年間500件以上の申請実績の団円妻戸サポートセンター=窓サポ 窓のリフォーム&補助金に関することは専門の事務体制を設け、工事費負担を少しでも軽くするための体制も整えています。 ご自宅の窓リフォームをお考えでしたら、窓ガラス専門店である窓サポへお問い合わせ下さい。 |



















